というわけで、第二回です。
今回はプリーストのスキルを見ていきましょう。
その前に、簡単にラテン語の名詞について少し説明します。
名詞には、まず、女性・中性・男性とあります。
そして、それぞれ、単数・複数の格変化がそれぞれ6種類あります。
格変化は、主格・呼格・属格・与格・対格・奪格。
主格と呼格はほぼ同じなので、実際は5種類x2(単数と複数)=10と覚えておけばよいでしょう。
そして、おそらくROで出てくるのは、 ○○の▲▲ といったものが多いため、主格と属格が関係してきます。
主格は主語になるようなものです。○○の▲▲の場合は、▲▲ の方ですね。
属格は、日本語ならば、~の、英語で言えば of ~ を指します。
形容詞の場合は、かかる名詞の格と性別とになるように、格変化させます。
後、読み方ですが、基本はローマ字読みでよいですが、教会ラテン語になると、だいぶ発音が変わってきます。
manus : 手、宣誓のために仕様するもの
直訳すると、置かれた手、といったところでしょうか。
スキルエフェクトでは、手が出ますよね。
すごくわかりやすく言うと、なでなで…?
というのは冗談で、キリスト教の儀式、按手 のことだと思われます。やってることはなでなでかw
-um が主格の場合は、中性名詞の場合が多いです。
sanctissimi : 形容詞 sunctus の変化系。「真正な」
sacramenti : 中性名詞 sacramentum の変化系。「忠誠の誓い」
直訳したら、「真正な忠誠の誓いの祝福」だが、聖体降福 という儀式は実際にある。
どんな儀式かはこのあたりとか。
kyrie : おお、神よ。元々はギリシア語っぽい。そもそもラテン語には k が付く単語はほとんどありません。
eleison : あわれみたまえ。 これも元はギリシア語っぽい。
教会ラテン語だと、マニフィカトと読む(参考)。
キリスト教賛美歌のひとつ(参考)。
divina : 形容詞 divinus の変化系。「神の」
直訳すれば、「神の契約」
キリスト教的には、「神定法」
lex が女性名詞&主格なので、それに合うように変化しています。
aeterna ってずっと名詞だと思ってて、格変化して aeternae が正しくね?とか思ってたのですが、調べたら形容詞でした。調べるの大事!
キリスト教的には、永久法のことを指すそうです。
exorcisumus : 直訳すると厄払い。ギリシア語からの派生単語。キリスト教的には、悪魔祓い(参考)。
贖罪とするのが普通のようです。
番外
というわけで、プリースト編、一旦完了。
辞書が出てきたらもうちょっと書き直すよ…!
テキストも行方不明のままだしorz
次回は、アークビショップ編かな。多くて泣きそうですが…
ラテン語のこういうの知りたいとかあれば、わかる範囲で答えますので、質問などあれば、コメント欄 or twitter までお寄せくださいませ。
それでは、以上参考まで♪
後、別の話になりますが、ROサイトマスコットは9月末でサービスを終了します。ご了承ください。
今回はプリーストのスキルを見ていきましょう。
その前に、簡単にラテン語の名詞について少し説明します。
名詞には、まず、女性・中性・男性とあります。
そして、それぞれ、単数・複数の格変化がそれぞれ6種類あります。
格変化は、主格・呼格・属格・与格・対格・奪格。
主格と呼格はほぼ同じなので、実際は5種類x2(単数と複数)=10と覚えておけばよいでしょう。
そして、おそらくROで出てくるのは、 ○○の▲▲ といったものが多いため、主格と属格が関係してきます。
主格は主語になるようなものです。○○の▲▲の場合は、▲▲ の方ですね。
属格は、日本語ならば、~の、英語で言えば of ~ を指します。
形容詞の場合は、かかる名詞の格と性別とになるように、格変化させます。
後、読み方ですが、基本はローマ字読みでよいですが、教会ラテン語になると、だいぶ発音が変わってきます。
イムポシティオマヌス ( Impositio Manus )
impositio : impositius の変化形。形容詞として扱う。動詞は impono。置く、敷く。manus : 手、宣誓のために仕様するもの
直訳すると、置かれた手、といったところでしょうか。
スキルエフェクトでは、手が出ますよね。
すごくわかりやすく言うと、なでなで…?
というのは冗談で、キリスト教の儀式、按手 のことだと思われます。やってることはなでなでかw
サフラギウム ( Suffragium )
suffragium : 中性名詞。 色んな意味はありますが、「支援」でよいでしょう。-um が主格の場合は、中性名詞の場合が多いです。
アスペルシオ ( Aspersio )
aspersio : 女性名詞の主格。意味は「散水」。そのままでした。聖体降福 ( Benedictio Sanctissimi Sacramenti )
benedictio : 中性名詞の主格。意味は「祝福」。sanctissimi : 形容詞 sunctus の変化系。「真正な」
sacramenti : 中性名詞 sacramentum の変化系。「忠誠の誓い」
直訳したら、「真正な忠誠の誓いの祝福」だが、聖体降福 という儀式は実際にある。
どんな儀式かはこのあたりとか。
キリエエレイソン ( Kyrie Eleison )
ミサにもよく出てくる言葉。「神よあわれみたまえ」。kyrie : おお、神よ。元々はギリシア語っぽい。そもそもラテン語には k が付く単語はほとんどありません。
eleison : あわれみたまえ。 これも元はギリシア語っぽい。
マグニフィカート ( Magnificat )
直訳すると、魂の拡大。教会ラテン語だと、マニフィカトと読む(参考)。
キリスト教賛美歌のひとつ(参考)。
グロリア ( Gloria )
gloria : 女性名詞。「栄光」。レックスディビーナ ( Lex Divina )
lex : 女性名詞。契約。divina : 形容詞 divinus の変化系。「神の」
直訳すれば、「神の契約」
キリスト教的には、「神定法」
レックスエーテルナ ( Lex Aeterna )
aeterna : 形容詞 aeternus の変化系。「永遠の」lex が女性名詞&主格なので、それに合うように変化しています。
aeterna ってずっと名詞だと思ってて、格変化して aeternae が正しくね?とか思ってたのですが、調べたら形容詞でした。調べるの大事!
キリスト教的には、永久法のことを指すそうです。
マグヌスエクソシズム ( Magnus Exorcismus )
magnus : 形容詞 大きな の 男性主格。exorcisumus : 直訳すると厄払い。ギリシア語からの派生単語。キリスト教的には、悪魔祓い(参考)。
レディムプティオ ( Redemptio )
直訳すると身代金…。経験値を使って他の人を起こすから、意味的にはなんかいいのかなーと思うけど、贖罪とするのが普通のようです。
番外
サンクチュアリ ( Sanctuary )
これは英語だけど、ラテン語だと、sunctus 。語呂が悪いから英語になったのかな。というわけで、プリースト編、一旦完了。
辞書が出てきたらもうちょっと書き直すよ…!
テキストも行方不明のままだしorz
次回は、アークビショップ編かな。多くて泣きそうですが…
ラテン語のこういうの知りたいとかあれば、わかる範囲で答えますので、質問などあれば、コメント欄 or twitter までお寄せくださいませ。
それでは、以上参考まで♪
アンソロジーコミック 10th ANNIVERSARY
10周年を記念したアンソロジーコミックが9月25日に発売されます。
後、別の話になりますが、ROサイトマスコットは9月末でサービスを終了します。ご了承ください。